Netflix『イカゲーム3』ストーリー徹底解説|ギフンの運命とゲームの全貌【ネタバレあり】

イカゲーム3 韓国ドラマ

Netflixシリーズ『イカゲーム3』では、再び命を賭けたデスゲームが開幕する。舞台はより残酷に、登場人物たちの人間模様も一層深く描かれ、衝撃的な展開が続く。3つのゲームを軸に、刑事ジュノや兵士ユリの動向も絡み合う。本記事では、ネタバレを含めてストーリーを詳細に解説する。

【イカゲーム3】ストーリーネタバレ

プロローグ:反乱の失敗と、残された怒り

物語は、シーズン2で勃発した反乱の“失敗”から始まる。反乱の中心人物だったジョンベが銃殺され、希望は儚く散った。仲間を信じ、命を賭けて立ち上がった者たちの未来は、あまりにあっけなく崩壊してしまった。その現場にいたギフンは心を打ち砕かれ、しばらく呆然とする。特に怒りの矛先は、銃弾を届けるという重要任務を“怖くて動けず”失敗したジホ(カン・ハヌル)に向けられる。「お前が動いていれば……」という後悔と怒りが、ギフンの中に燻るまま、再びゲームが始まる。

一方そのころ、前シーズンで生死不明となっていた刑事ジュノ(ウィ・ハジュン)は密かに生き延び、消息を絶っていた兄=フロントマンの正体を再び追っていた。行方を絶ったゲーム島の場所を突き止めようと、彼はたった一人、独自捜査を進めていた。

第1ゲーム:かくれんぼ

■ルール:プレイヤーはランダムに赤チーム(攻撃役)と青チーム(逃亡役)に振り分けられる。赤チームは30分以内に青チームを1人以上殺さなければ自爆。青チームは施設内に隠れ、生き延びるか、隠された3つの鍵を見つけて脱出口を開ければクリアとなる。

ゲーム開始直後、逃亡役となったジュニは逃走中に足を負傷。彼女を支えたのは同じ青チームのヒョンジュであり、ふたりは必死に物陰を探して施設内を移動する。やがて、ジュニが破水し、隠れた倉庫の一室で出産が始まる。出産にはヒョンジュと、同じ青チームで年配のクムジャが付き添い、命がけで彼女を支えた。

その頃、赤チームとなったミョンギは、「ひとりでも多く殺せば賞金の分け前が増える」と考え、出産を終えて疲弊したヒョンジュを突然刺殺するという暴挙に出る。ジュニは、自分と赤ん坊の命を救った恩人を殺したミョンギを、深く恨むようになる。

一方、ギフンは、かつて行動を共にしたデホを探していた。デホは「元海兵隊」と自称していたが、海兵隊だったというのは嘘であり、実際には臆病で、人を殺すことを恐れて隠れていた。ギフンは彼の裏切りに激怒し、取っ組み合いの末、自らの手でデホを殺してゲームをクリアする。信頼が崩れ、倫理が失われていく中で、それぞれが「生き残る」という目的のために、かけがえのない何かを手放していく過酷なゲームであった。

その頃、兵士のユリは反乱に参加し負傷したギジュンの命を助けていた。ギジュンを救うため、他の兵士を殺してしまったユリは、ギジュンとともに島からの脱出を試みる。

第2ゲーム:大縄跳び

■ルール:巨大なヨンヒとチョルスが金属製ロープを回す中、空中に配置された足場をジャンプで渡って進む。一定時間内にゴールできなければ失格。

第2ゲームは、身体的なハンデを抱える者にとって極めて過酷な内容であった。足を負傷し、さらに出産のダメージも癒えきっていないジュニにとって、ジャンプロープの高所ジャンプはほとんど不可能に等しい試練であった。ジュニは自らの限界を悟り、生まれたばかりの赤ん坊をギフンに託す。「この子だけは生かして」と願いを込めて。

ゲーム開始直後、参加者たちは恐怖と不安で足を踏み出せずにいたが、ギフンが先陣を切って橋を渡る決断を下す。彼は赤ん坊を腕に抱いたまま、タイミングを見計らいながらひとつひとつのロープを跳び越えて進む。途中、橋が一部切れ落ちている箇所に直面し足を止めるも、ギフンは恐怖を押し殺し、なんとか飛び越えて渡りきることに成功する。

その勇気に触発されるように、他の参加者も続々とギフンに続いて跳躍を試み、次々に対岸へと渡っていく。そして最後に残されたのは、ジュニだった。ギフンの姿を見届けながらも、彼女は自身の身体ではもはや橋を渡りきれないことを悟り、静かに橋の端に立ち、自ら飛び降りて命を絶つ。赤ん坊を守るための、彼女なりの最期の選択であった。

一方、刑事ジュノは自らの命を救った漁船の船長とともに、ゲームが行われている島を探していた。しかしこの船の船長は実は組織の密偵。道中、ジュノに正体を見破られた船長が彼を殺そうとするが、逆にジュノが銛で反撃し、船長を射殺。この一件により、ジュノは組織が“外部にも情報網を張り巡らせている”ことを再認識する。

第3ゲーム:空中イカゲーム

■ルール:巨大な三層構造(四角形・三角形・円)の空中プラットフォーム上で繰り広げられる。各ラウンドでは、必ず1人以上が落下しなければ次のラウンドに進めない。 落下者が出なければ、全員死亡という残酷なルール。

第3ゲーム「スカイ・イカゲーム」には、赤ん坊を含む9人が進出した。進出者たちは、最初のラウンドでギフン、ミンス、そして赤ん坊を1人ずつ落とす計画を密かに共有していた。麻薬の幻覚症状で混乱状態だったミンスが最初の標的となり、1ステージでは脱落したミンスが脱落する。

2ステージ目では、残ったプレイヤーたちがギフンと赤ん坊を引き離そうと画策する。しかしここで、ミョンスがギフンを裏切ったふりをしながら、実は赤ん坊を守る側につくという展開が起こる。彼はこのタイミングで、自分が赤ん坊の実の父親であることを他の参加者に明かす。混乱の中で攻防が繰り広げられ、結果として赤ん坊・ギフン・ミョンス以外の全員が脱落した。

最終ラウンドに残されたのは、ギフン、ミョンス、赤ん坊の3人だった。ギフンは当初、自分が身を引き、ミョンスと赤ん坊を残す道を考えていた。しかし、ミョンスの言動にどこか常軌を逸した狂気を感じたことで考えを改める。ギフンは赤ん坊を守ることを決意し、ミョンスと真正面からぶつかり合う。もみ合いの末、ミョンスは誤って落下し、ギフンと赤ん坊の2人が生き残る。だが、ミョンスがゲームの開始ボタンを押す前に落下してしまったため、ゲームは終了条件を満たしていなかった。ギフンがボタンを押さなければ、赤ん坊は生存者として認定されない。静かに開始ボタンを押したギフンは、「俺たちは馬じゃない、人間だ」と叫び、自らステージから身を投じた。ギフンの犠牲によって、ゲームは終了。赤ん坊は勝者となった。

一方、ジュノが島にたどり着いたのは、すべてが終わった直後だった。荒れた海を越え、孤独な決意を胸に上陸した彼を待っていたのは、空虚なアリーナ。そしてそこで、彼はついにフロントマンである兄と対峙する。自分の手で終わらせようとジュノが銃を向けたその瞬間、彼は赤ん坊を抱いたまま姿を消してしまう。同じ頃、ユリは脱出したギョンシクの痕跡を消すため、島の中枢へと戻っていた。彼の参加記録、映像データ、生存ログ――すべてを削除する作業を、かつての仲間を手にかけてまで成し遂げる。

消えたフロントマンは爆破装置を起動する。島は、痕跡ごと爆破される運命にあった。爆風の中、ジュノとユリは命からがら海へと脱出する。すべてが灰燼に帰し、イカゲームの痕跡もまた海に沈んだかに見えた。

数ヶ月後。フロントマンにより、ギフンの娘のもとには莫大な賞金が届けられた。そしてもうひとつの命――あの赤ん坊が、ジュノのもとに届けられる。その瞳は、何も知らないはずなのに、何かを知っているように見えた。

一方、ギョンシクは日常へと戻り、傷跡を抱えながらも穏やかな日々を過ごしていた。そこへ、ひとりの女性が現れる。ユリだった。だが彼女は、自分がかつての兵士であることを明かさなかった。ただ、ひとときの静寂を確認するように彼の姿を見守り、再び姿を消す。

物語の幕が下りたかに見えたその瞬間、アメリカのとある路地裏で、リクルーターがイカゲームの参加者を募っていた。新しいゲームの幕開けを予感させる。イカゲームは、終わらない。

おわりに

イカゲーム3は2025年6月にNETFLIXで全世界同時に配信開始。開始から数週間経った今でもランキングではトップを独走しています。

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