夏と言えばサメ映画!この夏、フランス発の新しいサメ映画が誕生しました。その名は「セーヌ川の水面の下に」。2024年6月にNETFLIXで配信されるやいなやランキング入り。今回は『セーヌ川の水面の下に』のストーリーをネタバレありで解説。その魅力を深掘りしていきます。
基本情報
あらすじ
海洋生物学者のソフィアは、追跡中のサメに仲間を襲われて殺されてしまう。3年後。ソフィアは、環境保全活動家のミカに、仲間を殺したサメがセーヌ川にいることを聞かされる。その話を信じられないソフィアだったが、セーヌ川ではサメに襲われたような死体が発見される。地元警察とソフィアはサメの行方を追うが、サメが駆除されてしまうことを危惧したミカがサメを逃がしてしまい・・・
キャスト
ソフィア / ベレニス・ベジョ
アディス / ナシム・リエス
ミカ / レア・レヴィアン
パリ市長 / アンヌ・マリヴァン
ジェイド / アナイス・パレロ
ホアン / イニャキ・ラルティーグ
アンジェレ / オレリア・プティ
『セーヌ川の水面の下に』ネタバレとレビュー
トライアスロンの大会目前のセーヌ川にサメが出現
本作の舞台は、フランス・パリ!オリンピックの開催を控えた2024年6月に、パリのセーヌ川にサメが現れるという内容は、とってもタイムリーで掴みは抜群です。夏と言えばサメ映画ですが、これまでのサメ映画の舞台はほとんどが海。本作のように川が舞台のサメ映画は珍しいですよね。川が舞台、しかもセーヌ川ということで、話題性としては抜群な設定です。
サメによって仲間を失った経験があるソフィアや地元警察は、セーヌ川にサメが出現する可能性から、開催目前に迫ったトライアスロン大会の中止を訴えます。しかし、パリ市長は世界中からギャラリーが集まるトライアスロン大会(しかも多額の予算をかけた)の中止を認めません。このあたりはよくある構図で、普段なら「あーあ」と、危機管理能力の低い市長を嘲笑して終わります。しかし、実際にオリンピックが近いので、「これがオリンピックだったら・・・?」と、筆者は想像を膨らませてしまいました。オリンピックだったら、本当にいるか分からないサメのために中止するという判断は結構難しいのかも・・・などと想像しながら鑑賞できたのは、まさにこのタイミングの公開だったからですね。
なぜ巨大サメはセーヌ川へ?

通常サメは海水に生息するものがほとんどのようですが(このあたりは詳しくないのですが・・・)、セーヌ川に迷い込んだリリスと呼ばれるサメは淡水でも生きられる種類のサメだということが中盤に分かります。さらに、リリスが子連れで出現!駆除した子どものサメを調べると生後間もないのに、妊娠していることが発覚。なんと、リリスは単独で妊娠できる新種のサメで、すでに大量の子どもを産んでいることが分かります。
リリスだけかと思いきや、すでにセーヌ川はサメの巣に・・・。リリス以外は子ザメなので殺傷能力は高くないものの、すべて駆除するのは不可能であるほどの数に増えてしまっていました。
現場は大混乱!パニックシーンの迫力は見ごたえあり!
ミカの身勝手な行動はご愛敬として、中盤の若者がサメに襲われるシーンはドキドキしました!ミカの明らかに襲われるフラグとか、「川に人落ちすぎ!」とか突っ込みどころも多いのですが、まさに阿鼻叫喚と言わんばかりの惨劇は、やっぱりサメ映画の醍醐味。正直、川って海に比べて逃げやすそうなので、川でサメ映画ってどうサメと戦うのだろう??と、観る前は疑問だったのですが、趣向を凝らしたパニックシーンで楽しませてもらいました。(もう少しリアリティがあるとなお良し)
序盤に、セーヌ川で不発弾が見つかったという描写があります。その後不発弾の話題に触れることがなかったため、終盤にはすっかり忘れていたのですが、これがとんでもない自体を引き起こします。トライアスロン大会当日、案の定サメが出現し、トライアスロンの選手たちを襲い始めるのですが、サメを駆除するために川に向かって無数の発砲を行ったところ、それが水中の不発弾の爆発を誘発してしまうのです。サメ出現のパニックに加えて、水中での爆発により川が氾濫。パリは大洪水になってしまうのです。さらにそこに大量のサメが流れ込み、パリの街はサメが泳ぐ水に沈む・・・という、想像を超えるバッドエンド。少しやりすぎ感も否めないですが、徹底した絶望的な展開で見ごたえがありました。
製作:フランス/2024年
公開日:2024年6月5日
上映時間:104分
原題:Sous la Seine


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