よしはらゆう

邦画

映画『10DANCE』考察「つまんねぇ」――この一言に、鈴木信也は何を拒んだのか|逃げ道を塞いだ夜

杉木信也が過去を語り、自分を「死神だ」と定義した夜。鈴木信也は静かにつぶやく。「つまんねぇ」 それは、感情の行き場を失った末にこぼれ落ちた一言だった。なぜ、あの瞬間、鈴木は「つまんねぇ」と口にしたのか。その言葉は、何を拒み、何を要求していた...
邦画

「近くにいるのに遠いな」──杉木信也がラストで辿り着いた場所 | 映画『10DANCE』考察

「近くにいるのに遠いな」アジアカップの会場で、杉木信也が静かに口にしたこの言葉。半年という時間は、二人の関係をどう変えたのか。そして杉木は、その“遠さ”を前にして、何を選ぼうとしていたのか。本稿では、「近くにいるのに遠い」という言葉に込めら...
邦画

映画『10DANCE』考察「交われない」――この言葉に、杉木信也は何を隠したのか|壊れないために引いた境界線

映画『10DANCE』考察。「交われない」と杉木信也が告げた理由とは何だったのか。リアナの言葉、世界大会、スペシャルオナーダンスを軸に、その一言に隠された感情と必然を読み解く。
邦画

「恋する2人に恋をした私たち」 ──『LOVE SONG』という感情の記憶

映画『LOVE SONG』を観終えると、キャッチコピーに掲げられた「恋する2人に恋をする」という言葉が、静かに腑に落ちる。物語を理解しただけでなく、説明しきれない感情が胸に残る。そして同時に思い出されるのは、あのとき交わされた視線や、耳に残...
邦画

皆実広見の“First Love”は、恋ではなく世界だった|映画『ラストマン FIRST LOVE』ネタバレレビュー

全盲のFBI捜査官・皆実広見にとって「First Love」とは何だったのか。映画『ラストマン FIRST LOVE』を、過去と現在の物語をたどりながら、“人を信じる最初の基準”という視点で読み解く。
日本ドラマ

なぜ向井康二の闇落ちは、こんなにも刺さるのか――『ラストマン FAKE/TRUTH』栗原幹樹から読み解く

特別ドラマ『ラストマン FAKE/TRUTH』は、「正しさ」と「真実」のあいだで切り捨てられていく人間を描いた物語だ。その中心に立つのが、向井康二演じる栗原幹樹である。怒りや狂気を露わにするのではなく、静かに、取り返しのつかない地点へと立ち...
邦画

福山雅治「エゴサしても“ラストマン”ばかり」映画『ラストマン』25年12月29日公開御礼舞台あいさつ

映画『ラストマン』の舞台あいさつに福山雅治、大泉洋、永瀬廉らが登壇。うちわエピソードや北海道撮影の思い出、質問コーナーでの軽妙な掛け合いを詳しくレポート。
韓国映画

映画『大洪水』は何が新しいのか|ディザスターの皮をかぶったSFと母性の物語

映画『大洪水』は、タイトルどおりのディザスタームービーだと思って観始めると、確実に戸惑う作品だ。都市をのみ込む洪水、次々と迫る危機、圧倒的な映像スケール──序盤は王道の災害映画として進んでいく。しかし物語が進むにつれ、焦点は「生き延びるかど...
海外ドラマ

『Dating Game』意味深なジュンジの視線は何を語っていたのか──“制御しない選択”が生まれた瞬間

『Dating Game』第3話で描かれた、ヒルとジュンジの初めてのデート。名所を巡る穏やかな時間の中で、ジュンジは終始落ち着いているように見える。けれど、物語の終盤、バッティングゲームでふと向けられた“意味深な見視線”が、観る者の心に引っ...
日本ドラマ

岩本照が演じる“守る男”は、なぜこんなにも安心感があるのか

岩本照が演じる「守る男」には、不思議な安心感がある。派手な言動で周囲を引っ張るわけではない。だが、状況を見極め、判断し、必要な一歩を迷わず選ぶ。その積み重ねが、気づけば「この人がいるなら大丈夫だ」という感覚につながっていく。なぜ岩本照が演じ...