よしはらゆう

邦画

佐久間大介が体現する“ダンスの魅力” 『スペシャルズ』が示す、技術だけではない面白さ

3月6日に公開された映画『スペシャルズ』は、内田英治監督が佐久間大介をイメージして書き上げたという完全オリジナル作品だ。殺し屋たちがダンス大会に出場するという一見荒唐無稽な設定ながら、本作は奇抜さだけで終わらない不思議な魅力を持っている。ア...
邦画

​「無」から「影」、そして新境地へ。佐久間大介が内田英治監督と築き上げた表現の軌跡

2026年3月6日、Snow Manの佐久間大介が単独初主演を務める映画『スペシャルズ』が公開される。メガホンを取るのは、映画『ミッドナイトスワン』などで知られる内田英治監督。両者のタッグは、2024年の『マッチング』、2025年のショート...
海外ドラマ

国境を越える、愛のかたち。向井康二が二つの物語で描いた、消えない記憶の旋律

2026年2月、私たちの元に向井康二が描く、二つの大きな愛の物語が届いた。昨年、日タイ合作という高い壁を超えて社会現象を巻き起こしたドラマ『Dating Game〜口説いてもいいですか、ボス!?〜』のBlu-ray&DVDが2月25日に発売...
邦画

『ほどなく、お別れです』なぜ漆原は美空を選んだのか──スカウトに滲む“遺族の願い”

映画『ほどなく、お別れです』で、漆原が美空を強くスカウトする場面は、どこか心に残る。常に冷静で、感情を大きく揺らさない彼が、なぜあの瞬間だけは熱を帯びていたのか。美空の“力”は、単なる仕事上の可能性だったのか、それとも別の意味を持っていたの...
邦画

「ただいま、かな。」──映画『ほどなく、お別れです』で漆原が選んだ言葉の意味

映画『ほどなく、お別れです』のラストで、ひとつの短い会話が交わされる。美空に「奥さんに会えたら、なんて言いますか?」と問われた漆原は、すぐに答えを出せず、迷いながらこう呟く。「……ただいま、かな。」なぜ漆原は、人生を大きく分けた喪失の先で、...
邦画

映画『ほどなく、お別れです』──“ほどなく” に込められた三つの意味

葬儀の場で、静かに、何度も繰り返される一言がある。「ほどなく、お別れです」一見するとそれは、“もうすぐお別れの時間です”という、進行上の合図に過ぎない。だがこの言葉は、物語が進むにつれて、少しずつ意味を変えていく。『ほどなく、お別れです』と...
邦画

目黒蓮、静寂に宿る「熱」の正体――『ザ・ロイヤルファミリー』『わた婚』で見せた、唯一無二の表現力

2月6日、目黒蓮主演映画『ほどなくお別れです』が公開される。予告編で印象的なのは、整った輪郭の奥に確かな逞しさを感じさせるその表情に、一筋の涙を浮かべる姿だ。感情を大きく露わにするのではなく、抑えたまま滲ませるようなその佇まいに、物語の余韻...
韓国ドラマ

訳さなかった言葉、訳した本音。――『恋の通訳、できますか?』が描く“愛の守り方”

静かな余韻を残すロマンスが、ひとつ誕生した。韓国ドラマ『恋の通訳、できますか?』は、「通訳」という役割を物語の中心に据えることで、言葉が“足りない”状況そのものを恋の駆動力に変えていく作品だ。さらに本作は〈ドラミ〉という存在を通して、「感情...
邦画

涼は、亜子が気づいていることに気づいていたのか――映画『楓』が描く愛のかたち

亜子が入院する病院で、涼はふと、自分が“恵のふり”をしていないことに気づく。慌てて眼鏡をかけ、髪の分け目を整える。その仕草は、正体がばれることを恐れた反応というよりも、自分はまだ、恵でいなければならないと、自分に言い聞かせる仕草のようにも見...
邦画

映画『楓』考察|愛する人を失ったあと、人はどうやって世界とつながり直すのか

恋人が亡くなったあと、もし目の前に“同じ顔”の人が現れたら。映画『楓』は、そんな極端な設定を用いながら、喪失の物語を描いていく。双子の弟・恵を失った兄・涼は、恵のふりをして亜子のそばに立ち続ける。その関係は、不自然で、長く続けられるものでは...