• 2026年1月31日
  • 2026年3月22日

映画『楓』考察|愛する人を失ったあと、人はどうやって世界とつながり直すのか

恋人が亡くなったあと、もし目の前に“同じ顔”の人が現れたら。映画『楓』は、そんな極端な設定を用いながら、喪失の物語を描いていく。双子の弟・恵を失った兄・涼は、恵のふりをして亜子のそばに立ち続ける。その関係は、不自然で、長く続けられるものではない。それ […]

  • 2026年1月24日
  • 2026年3月22日

なぜ最後に、鈴木信也は笑ったのか――新たな立ち位置に見る映画『10DANCE』考察

映画『10DANCE』のラスト、杉木信也と別れたあと、鈴木信也は少し距離を取った場所で、ふっと笑顔を見せる。それは喜びでも、安心でもない。恋が成就したような、軽やかな表情とも違う。むしろ、張りつめた緊張がほどけた一瞬にだけ浮かんだ、短い笑みだった。こ […]

  • 2026年1月22日
  • 2026年3月22日

ヒロは、なぜムヒの“違和感”を問い直さなかったのか――『恋の通訳、できますか?』が描いた心の距離

『恋の通訳、できますか?』では、ムヒの中に芽生えた〈ドラミ〉という別の人格が、何度もヒロに接触する。一方で、ムヒ自身はその出来事を覚えていない。視聴者としては、ここでひとつの疑問が浮かぶ。――ヒロは、ムヒの中にある“違和感”に気づいていたのだろうか。 […]

  • 2026年1月15日
  • 2026年3月22日

映画『10DANCE』考察「つまんねぇ」――この一言に、鈴木信也は何を拒んだのか|逃げ道を塞いだ夜

杉木信也が過去を語り、自分を「死神だ」と定義した夜。鈴木信也は静かにつぶやく。「つまんねぇ」 それは、感情の行き場を失った末にこぼれ落ちた一言だった。なぜ、あの瞬間、鈴木は「つまんねぇ」と口にしたのか。その言葉は、何を拒み、何を要求していたのか。本稿 […]

  • 2026年1月12日
  • 2026年3月7日

「近くにいるのに遠いな」──杉木信也がラストで辿り着いた場所 | 映画『10DANCE』考察

「近くにいるのに遠いな」アジアカップの会場で、杉木信也が静かに口にしたこの言葉。半年という時間は、二人の関係をどう変えたのか。そして杉木は、その“遠さ”を前にして、何を選ぼうとしていたのか。本稿では、「近くにいるのに遠い」という言葉に込められた心情と […]

  • 2026年1月11日
  • 2026年3月22日

映画『10DANCE』考察「交われない」――この言葉に、杉木信也は何を隠したのか|壊れないために引いた境界線

「交われない」――杉木信也は、なぜこの言葉を選んだのか。映画『10DANCE』の終盤、鈴木信也との関係が決定的に揺らぐ場面で、杉木はそう告げる。それは拒絶の言葉にも、別れの宣言にも聞こえる。だが、そこに至るまでの彼の選択と振る舞いを辿っていくと、この […]

  • 2026年1月8日
  • 2026年3月4日

「恋する2人に恋をした私たち」 ──『LOVE SONG』という感情の記憶

映画『LOVE SONG』を観終えると、キャッチコピーに掲げられた「恋する2人に恋をする」という言葉が、静かに腑に落ちる。物語を理解しただけでなく、説明しきれない感情が胸に残る。そして同時に思い出されるのは、あのとき交わされた視線や、耳に残る音楽、湿 […]

  • 2025年12月30日
  • 2026年1月6日

なぜ向井康二の闇落ちは、こんなにも刺さるのか――『ラストマン FAKE/TRUTH』栗原幹樹から読み解く

特別ドラマ『ラストマン FAKE/TRUTH』は、「正しさ」と「真実」のあいだで切り捨てられていく人間を描いた物語だ。その中心に立つのが、向井康二演じる栗原幹樹である。怒りや狂気を露わにするのではなく、静かに、取り返しのつかない地点へと立ち尽くしてい […]

  • 2025年12月29日
  • 2025年12月30日

福山雅治「エゴサしても“ラストマン”ばかり」映画『ラストマン』25年12月29日公開御礼舞台あいさつ

2025年12月29日、映画『ラストマン first love』の舞台あいさつが行われ、福山雅治、大泉洋、永瀬廉、月島琉衣、宮沢りえ、そして平野俊一監督が登壇した。 冒頭では、登壇者全員が順にあいさつ。会場を見渡した大泉は、客席に並ぶうちわに目を留め […]