邦画

『LOVE SONG』なぜカイは姿を消したのか――二度の牽制で理解してしまった自分の「居場所」

物語の中で、ソウタの母が語る言葉は多くない。けれどその存在は、カイの人生を静かに反転させてしまう力を持っていた。丁寧で穏やかな言葉は、カイに彼の居場所静かに突きつける。本記事では、高校から大学まで、学生時代のカイに焦点を当て、短い言葉が彼の...
韓国ドラマ

韓国ドラマ『明日はきっと』──パク・ソジュン×ウォン・ジアンが紡ぐ、静かな感情

パク・ソジュンとウォン・ジアンが共演する韓国ドラマ『明日はきっと』をレビュー。現在と過去を行き来しながら、言葉にされない感情と心の距離を、抑制された演技と映像美で描く静かなラブストーリーの魅力を紹介する。
邦画

佐久間大介が演じた池田海の「閉じ込めた愛」──輝きが消えた瞬間から読み解く『ナイトフラワー』

映画『ナイトフラワー』で佐久間大介が演じた池田海。その“輝きが消えた瞬間”に宿る意味とは。奪われた愛ではなく、静かに終えた役目としての「閉じた愛」を読み解く。
邦画

「何者かとして必要とされる」こと──『ミッドナイトスワン』が描いた人生の肯定

『ミッドナイトスワン』が描いたのは、性別の物語ではなく「必要とされる人生」だった。 母として生き切った凪沙の時間を通して、本作が静かに問いかけた救いのかたちを考える。
邦画

『ナイトフラワー』と『ミッドナイトスワン』夜の世界と芸術が照らす“光の届かない場所に生きる人々”の輪郭

『ナイトフラワー』は、貧しさや孤独が色濃く漂う世界の中で、母と子が必死に日々を生き抜こうとする姿を描いた作品だ。選択肢の少ない環境で、それでも“家族を守り抜こうとする”人々の決意が胸に迫る。同じく内田英治監督が手がけた『ミッドナイトスワン』...
海外ドラマ

隙を見せないカイ、隙がこぼれるジュンジ──向井康二が演じる切なさの対比

『LOVE SONG』のカイと『Dating Game』のジュンジ——向井康二が演じる二人の“隙”の生まれ方を徹底対比。隙を隠す男と、隠しきれずこぼれる男。視線と沈黙で描く恋の切なさを読み解く。
日本ドラマ

『フェイクマミー』薫が偽ママという役割を越えた瞬間──竜馬に託した想いと守りたい未来

偽ママの罪を一人で背負った薫の“嘘”は、誰かを守るための嘘だった。契約で始まった関係は、彼女の中でいつしか“家族”へと変わり、最後に託す相手として選んだのは竜馬だった。屋上で伝えた「心強かったです、ずっと」という言葉に隠された本心とは何なの...
邦画

『ナイトフラワー』海はどこへ沈んでいったのか──佐久間大介が映した“生と死の境界”

映画『ナイトフラワー』の池田海(佐久間大介)がなぜ深く沈んだまなざしを宿していたのか。過去と多摩恵との関係から、その静かな核心に迫る。
邦画

『君の顔では泣けない』まなみの15年——戻れない身体と飛び込む決断の真意とは

入れ替わってからの十五年、まなみが生きてきたのは「自分ではない体」に心が追いつかない時間だった。変わっていく声、手の形、骨格。どれだけ日々を重ねても“自分の輪郭”を取り戻せないまま、戻れる可能性だけを支えに生き延びてきた。本稿では、そんなま...
邦画

昼に咲いた『ナイトフラワー』は何を告げていたのか──ラストシーンに込められた意味を読み解く【ネタバレ考察】

昼の光の中でそっと咲いた一輪の花は、何を告げていたのか。『ナイトフラワー』のラストに秘められた“最後の光”をたどりながら、愛と罪のあわいに揺れる物語の真実を静かに読み解いていく。